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共創実績
学生のアイデアが商店街を変える!周遊型謎解きイベントで新たな賑わいを創出 - まちなかクエスト実行委員会 × 火-Okoshi参加学生 -
豊橋市の駅前商店街「水上ビル」の活性化を目指す「まちなかクエスト実行委員会」。イベントを開催しても来場者が街を周遊せず、賑わいが限定的であるという課題を抱えていました。その状況を打破すべく、起業家育成プログラム「火-Okoshi」で出会った学生とタッグを組み、周遊型の「謎解きイベント」を共創。
抱えていた課題
駅前でのマルシェイベントは、参加者が目的のキッチンカーなどで楽しんだ後、周辺の店に立ち寄らずに帰ってしまうことが多く、街全体の賑わいにつなげられていないという課題がありました。
よくあるスタンプラリーや簡単なクイズラリーでは、景品目当てになりがちで、コンテンツ自体の魅力で街を巡ってもらうのは難しいと感じていました。そのため、「参加者が心から楽しみながら、街を周遊してくれるような魅力的なコンテンツ作り」が最大の課題でした。
共創内容
今回の共創の舞台となったのは、愛知県豊橋市の駅前に位置するレトロな商店街「水上ビル」です。主催者である「まちなかクエスト実行委員会」は、これまでも地域の活性化に取り組んできましたが、「イベントに来た人が特定の場所にしか滞在せず、街全体を歩き回ってくれない」という課題を抱えていました。ありきたりなスタンプラリーでは参加者の心を掴みきれない中、楽しみながら街の魅力を発見してもらえるような、新しいコンテンツの開発が求められていました。
そこで解決策としてタッグを組んだのが、火-Okoshiで出会った学生です。実行委員会と学生は、水上ビル全体をフィールドにした周遊型謎解きイベント「まちなかクエスト」を共同で企画。イベント全体の運営や地域との調整を実行委員会が担い、プロジェクトの核となる「謎の問題制作」を学生が担当しました。商店街の歴史や店舗の特徴を盛り込んだ質の高い謎は、参加者を惹きつける強力なフックとなりました。
この取り組みの結果、「謎解き」そのものを目的にイベントへ足を運ぶ新たな客層の獲得に成功。参加者からは非常に高い満足度が寄せられ、イベント後には「次回は開催しないのか」といった問い合わせが来るほど、大きな反響を呼びました。単なる賑やかしに留まらず、参加者が自らの足で歩き、能動的に街の魅力を再発見する貴重な機会を創出する共創事例となりました。
実際の効果
期待以上の効果がありました。謎解きイベントを目当てに来てくださる方が一定数おり、コンテンツそのものに集客力があると実感しました。参加者の満足度も非常に高く、イベント後に実施した別の企画で謎解きがなかった際には「今回は謎解きはやらないんですか?」と問い合わせをいただくほどでした。
学生さんが作ってくれた問題の質も高く、私たちが当初想定していた簡単なクイズラリーでは、決してこのような良い結果にはならなかったと思います。
共創パートナー紹介

まちなかクエスト実行委員会
おぐら まみ

豊橋技術科学大学